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早稲田大学合気道部とは

​早稲田大学合気道部とは

 早稲田大学合気道部は、早稲田大学体育局に属する部活です。合気道の技術を向上すべく、日々稽古をしております。

 我々の合気道の最大の特徴は、合気道の技術を用いて試合をすることです。一口に「合気道」と言っても、実はいくつにも枝分かれしており、形(かた)のみを究める流派がその多くを占めます。では、なぜ我々は試合を行うのか?その理由は「試合の際に生じる緊張や恐怖心を制御して自らの心を律するため」です。人前に立ったり、責任を負ったりすれば誰だって緊張します。そんなとき、いかに己を律することができるかは社会においても重要なことです。部員はみなそのことを念頭に置きながら「自分の合気道」を4年間で見つけていきます。もちろん試合の勝敗をなおざりにしているわけではありません!また、他大学との交流も積極的に行っています。(詳しくは他大との交流にて)

 さらに、普段の稽古のみならず、プライベートにおいても先輩と後輩のつながりが強く、部員同士で遠出をすることもあります!良い意味で忙しいですね。

指導者紹介

初代部長 富木謙治

1900年、秋田県角館出身。柔道8段、合気道8段の強者。早大教育学部教授。

もともと柔道を習っており、柔道創始者・嘉納治五郎に直接指導を受けていたが、1926年、植芝盛平に感銘を受け、合気道を極めはじめる。

1936年、満州国で関東軍に合気道を指導。敗戦後にはソ連軍によってシベリアに抑留されるも3年後に無傷で帰還。

1958年、早大合気道部を設立。

大学の最終講義での金言

「師と弟子とはともに真理を愛し真理を求め真理の前に謙虚でなければならない。道は先行者の業績に発し後続者の業績によって達せられる。師の業績を母体とし足台としてこれを超克して進む。これが即ち創造である。弟子によって継承され否定されそしてより高いものに総合される。これが発展である。ここに師弟の敬と愛とが生まれる。師を敬い弟子を愛することは真理を敬い真理を愛することに外ならない。」

第7代部長 志々田文明

 私はスポーツ科学部の教員として「武道論」を研究し、その教育に携わっています。(2020年3月末をもって退職されました。)

剣道、柔道、空手など日本を代表する武道は、いずれも「形」(護身術)と乱取り・試合(競技スポーツ)を並行修行するシステムをもっていますが、わが部もまたこの王道のシステムをもって活動しています。わが部は、部員諸君がその大学生活を通じて、自らの身を完全に護りうる「実用性」の技法の習得と、それを通じた「精神の修養」と「人格の形成」ができるようにサポートします。

 幸いにわが部には、現在、世界一の乱取り選手(国際合気道競技大会二連覇)である嶋田典弘監督を中心に、親切で熱心な指導陣を抱えています。また、教育的な天才的指導者・佐藤忠之師範を擁しています。

私の役目は、彼らと手を携えて、部員諸君の大学生活の充実と成功をサポートすることにあり、新入生の皆さんと語り合い、稽古する日を楽しみにしています。

師範 佐藤忠之

 師範の佐藤忠之です。合気道部指導のほか、大学のグローバルエデュケーションセンターの体育授業、オープンカレッジ エクステンションでは社会人向けに合気道を指導しています。また所沢のスポーツ科学部では実技実習としての合気道と、合気道実技ではありませんが、柔道、合気道の起源にまで遡って学ぶ「柔術技法論」の講義を受け持っています。
 私は 柔道場主であった父の四男と言う環境で生まれたので、8歳から自然に始めた柔道には高校卒業時代まで日課として親しみました。13歳の秋、富木謙治先生に出会い、「離れてやる柔道があるんだよ」と教えられ、14歳からは断片的にそんな柔道も習い始めましたが、それでも高校時代は現代柔道にどっぷり浸かりきりでした。それで大学入学を機に思い切って合気道部に入り、以来、今日に至っています。

 私は早稲田大学合気道部に入り、合気道の稽古を通して、それまで知らなかった草創期の講道館柔道が持っていた本来の姿を知りました。まるで生き返った嘉納治五郎に出会い、教えを受けているような新鮮な感動でした。同時に剣術技法や槍の技法が持つ精妙な術理にも感動しました。古の剣聖、武術家たちの高尚な工夫を身体で知ることが出来ました。

 合気道創始者の植芝盛平道主の円転滑脱とした精妙な技を、富木理論でわかりやすく安全に科学的教育的に学べる場所。日本武道を身体文化として体得できる貴重な場所。運動部で在りながら、知的な文化学習も弊習できる、それが早稲田大学合気道部の魅力のひとつです。若さ漲る大学生時代に、そんな環境に身を置ける事はかけがえのない人生体験の宝です。経験は問いません。武道初心者から十分に始められます。但し、意欲ある若者を求めます!フレキシブルな60年の歴史を誇る合気道部の門を叩いて下さい。道場で会いましょう!

監督 谷繁強志

「勝ちの質にこだわれ!」
早稲田大学合気道部は強い。ただし、試合に勝つことだけで強いと言えるであろうか?ただ勝てば良いというものではない、その勝ちの内容にこだわりたい。早稲田が目指す合気道を具現化しているのか、「姿勢、間合い、崩し、目付け、先、柔」これら重要な要素が実践できているのかが大事である。試合はその実践の通過点でしかない。
試合のその先を見据え、精進したい。創意工夫、日々改善。究極の合気道を目指せ!

コーチ
白岡岳人
指導者紹介

<歴代部長>

初  代 富木 謙治(1958(昭和58)年〜1970(昭和45)年)

第2代 沼野井春雄(1970(昭和45)年〜1976(昭和51)年)

第3代 菊山  栄(1976(昭和51)年〜2004(平成16)年)

第4代 木村 一郎(2004(平成16)年〜2011(平成23)年)

第5代 志々田文明(2011(平成23)年〜2014(平成26)年4月)

第6代 武藤 泰明(2014(平成26)年4月〜同年9月)

第7代 志々田文明(2014(平成26)年10月〜 2020(令和2)年3月)

 

第8代 加藤尚志(2020(令和2)年4月)〜現在

<歴代師範>

富木 謙治(1900 明治33)年〜1979(昭和54)年)

大庭 英雄(1960(昭和35)年〜1986(昭和61)年)

志々田文明(2007(平成19)年〜現在)

佐藤 忠之(2007(平成19)年〜現在)

<歴代監督>

初  代 永光  傅(1957(昭和32)年〜1959(昭和34)年)

第2代 鈴木 康之(1959(昭和34)年〜1969(昭和44)年)

第3代 木暮 浩明(1969(昭和44)年〜1969(昭和44)年)

第4代 木伏 龍也(1969(昭和44)年〜1973(昭和48)年)

第5代 北山 正信(1973(昭和48)年〜1975(昭和50)年)

第6代 加藤 茂樹(1975(昭和50)年〜1979(昭和54)年)

第7代 志々田文明(1979(昭和54)年〜1988(昭和63)年)

第8代 山口 升呉(1988(昭和63)年〜1991(平成3)年)

第9代 内田  滋(1991(平成3)年〜1996(平成8)年)

第10代 吉川 英夫(1996(平成8)年〜2001(平成13)年)


 

第11代 羽場 逸夫(2001(平成13)年〜2004(平成16)年10月)

第12代 山口 升呉(2004(平成16)年10月〜2005(平成17)年)

第13代 嶋田 典弘(2005(平成17)年〜2007(平成19)年)

 

第14代 小林  卓(2007(平成19)年〜2012(平成24)年)

 

第15代 谷繁 強志(2012(平成24)年〜2013(平成25)年)

 

第16代 嶋田 典弘(2013(平成25)年〜2016(平成28)年)

 

第17代 谷繁 強志(2016(平成28)年〜現在)

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